無情

2001年5月27日
人生ってさ、どうなるかわかんないよね、ホントに。

近所に東大の医学部のドクターコースに行ってたお兄さんがいたんだけど
心筋梗塞で亡くなって…今日お通夜だったそうで。
結婚はしていなかったけれど、女医さんとつき合っていて、
ある意味世間的に見れば何もかも順調な状況だったわけで。
実際そこのお婆さんにはすごく自慢の孫だった。
私はその弟とは、特別仲が良かったわけではないけれど、
高校の時まで同級生で。
そして、自分の母親はそのお母さんとは友だちで。
そんな関係で、母親がお通夜に行ってきた。

そうして、帰ってきてから何気なく一言呟いた。
「因果なもので、去年の今日が丁度倒れた日だったから」
普段その事についてはあんまり話さないけど、
やっぱり覚えてるんだよね。
そうして無意識の内にカウントダウンをしている。

人に向けた言葉が、自分に向けてもいってる言葉だってのは
こういう時に思うことなのかもしれない。

さっき、急に夕立ちが来て、雷鳴を1回残して去っていった。

…もうすぐ、一年。

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