強さ。

2001年10月4日
強い、とか弱い、ってこいうのは…感じてる痛みの大きさが違うんだろうか?
そのぶつかっている物の大きさが違うんだろうか?
それとも痛みは同じなのに、耐えられるかどうかが違うんだろうか?
痛みは受けてても耐えられたように見えるなら…それは強いって言うんだろうか?

例えば同じ状況に立たされた時に、同じ痛み請け負ってても
片方は倒れて片方は立っていられたなら、
やっぱり倒れた方が弱いって言うんだろうね。
それを見て、立っていられた方は、傷つきながらも
「まだきっと大丈夫だ」って自分に言い聞かせる。
そうしてまた少しずつ、強くなっていく。
なっていこうとする。
意識しなくても、強くならなければっていつの間にか体が反応する。
かといって…負った傷はそう簡単には癒えるものじゃないような気がする。

Gacktさんが持っている強さは、同時に弱さでもある。
あの人は強い。
けれど表に出てこない何かを、ずっと持っている。
表に出さないとか、それすらもあまり意識はしていないと思うんだけれど。
その言葉の裏に、いつでも哀しさを感じるのはどうしてなんだろう?
きっと、ふとした瞬間に一気に流れ出す。
それは独りの時だったり、心を許せる人が側にいる時だったり。
逆に、出せる人はきっと限られている。
それが多分、彼が言う所の後ろを見せられる人たちなんだと思う。

僕自身は…どうなのか、よく解らない。
ただたまに、精神的にもっと弱かったら、弱くてもいいって自分が思えたら、
楽なのかもしれないなぁと思う時はある。
自分が強いなんて少しも思っちゃいないけど
それでも周りと比べたら結構、強い方なのかもしれないなと思う時がある。
周りにはその精神状態が体調や記憶や行動にモロに出る子が結構いるから。
そういう面から見てみると、僕自身は今の所何ごともなく耐えていけてる。
体の方に影響が出るって…緊張してせいぜいお腹壊すぐらいだからな…(爆)
強いって言うより、図太いのかな(笑)
基本的にポジだと自分では思ってるし。
だから、自分自身、人に頼るってことをあんまりしない。
自分の中で、考える。考えて考えて、たまにドツボにはまる(笑)
そうしてそうやってる間に、いつの間にか
自分の感情を人に伝えるっていうことが物凄く苦手になってきた。

最近なんだか色んな人から顔見て、「何か疲れてない?」とか
「痩せたね」(体重は変わってない/爆)とか「生きてる?」って言われるんだけど(笑)
実際の自分はそれなりに大丈夫なんだよ。
今の仕事(?)は、それだけに絞ってみれば、凄く楽しいし。
色んなことをする時間がなくても、面白い。
作業をこなしていくことが、僕は基本的に大好きだから。
ただそれ以外の先の事を考えると、辛いことの方が今はまだ多いけど(笑)

そんな日々を送っていても、
何が原因って事もなく、急にダメになる時がたまにあって。
誰かに側に居てもらいたい時があって。
この前はそれに不意に襲われたんだけれど、
結局聞いてもらいたかった人にそれを言い出せなくて、物凄く哀しくなっていた(爆)
頼れる人がいるって解ってるのに、頼れない。
言ったらどーせまた「何で言わなかった?」って言われると思うけど
それでも僕は、ようやく笑顔になった君に哀しい顔して欲しくなくて。
だって言わなきゃ、こうしていつの間にか過ぎていって…
君はそのままで、笑っていてくれる。

昔の自分は、こんな時どうしてたっけ?
それがよく思い出せない。
けれど何となく、こんな感情も何も感じていなかったようにも思う。

強くなりたい。強く、ありたい。
だけど時々、それはとても哀しいことだとも思うのだ。

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